v1 からの移行

設定オプションの変更

  • 以下のオプションは削除されましたので、プラグインで実装してください:

    • resolvers
    • transforms
    • indexHtmlTransforms
  • jsxenableEsbuild は削除されました。代わりに新しい esbuild オプションを使ってください。

  • CSS 関連のオプションcss の下に移動しました。

  • すべてのビルドオプションbuild の下に移動しました。

    • rollupInputOptionsrollupOutputOptionsbuild.rollupOptions に置き換えられました。
    • esbuildTargetbuild.target になりました。
    • emitManifestbuild.manifest になりました。
    • 以下のビルドオプションは、プラグインフックや他のオプションで実現できるため、削除されました:
      • entry
      • rollupDedupe
      • emitAssets
      • emitIndex
      • shouldPreload
      • configureBuild
  • すべてのサーバオプションは、server の下に移動しました。

    • hostnameserver.host になりました。
    • httpsOptions は削除されました。server.https はオプションオブジェクトを直接受け取ることができます。
    • chokidarWatchOptionsserver.watch になりました。
  • assetsInclude が、関数ではなく、string | RegExp | (string | RegExp)[] を想定するようになりました。

  • すべての Vue 固有のオプションは削除され、代わりに Vue プラグインにオプションを渡します。

Alias の動作変更

alias@rollup/plugin-alias に渡されるようになり、開始/終了のスラッシュが不要になりました。この動作は直接置換するようになったので、1.0 スタイルのディレクトリエイリアスキーから終了のスラッシュを削除する必要があります:

- alias: { '/@foo/': path.resolve(__dirname, 'some-special-dir') }
+ alias: { '/@foo': path.resolve(__dirname, 'some-special-dir') }

また、[{ find: RegExp, replacement: string }] というオプション形式を使えば、より精密な制御が可能です。

Vue サポート

Vite 2.0 のコアはフレームワークに依存しないようになりました。Vue のサポートは、@vitejs/plugin-vue を通じて提供されるようになりました。これをインストールして、Vite の設定に追加してください:

import vue from '@vitejs/plugin-vue'
import { defineConfig } from 'vite'

export default defineConfig({
  plugins: [vue()]
})

カスタムブロックの変換

カスタムプラグインを使用すると、以下のように Vue のカスタムブロックを変換することができます:

// vite.config.js
import vue from '@vitejs/plugin-vue'
import { defineConfig } from 'vite'

const vueI18nPlugin = {
  name: 'vue-i18n',
  transform(code, id) {
    if (!/vue&type=i18n/.test(id)) {
      return
    }
    if (/\.ya?ml$/.test(id)) {
      code = JSON.stringify(require('js-yaml').load(code.trim()))
    }
    return `export default Comp => {
      Comp.i18n = ${code}
    }`
  }
}

export default defineConfig({
  plugins: [vue(), vueI18nPlugin]
})

React サポート

React Fast Refresh のサポートは、@vitejs/plugin-react で提供されるようになりました。

HMR API の変更

import.meta.hot.acceptDeps() は非推奨となりました。import.meta.hot.accept() は、単一または複数の依存関係を受け入れることができるようになりました。

マニフェストフォーマットの変更

ビルドマニフェストが以下のフォーマットになりました:

{
  "index.js": {
    "file": "assets/index.acaf2b48.js",
    "imports": [...]
  },
  "index.css": {
    "file": "assets/index.7b7dbd85.css"
  }
  "asset.png": {
    "file": "assets/asset.0ab0f9cd.png"
  }
}

エントリ JS チャンクについては、インポートされたチャンクもリストアップされ、プリロードディレクティブのレンダリングに使用できます。

プラグイン作成者向け

Vite 2 は、Rollup プラグインを拡張し完全に再設計されたプラグインインタフェイスとなっています。新しいプラグイン開発ガイドをお読みください。

v1 プラグインを v2 に移行する際の一般的なポイントです:

  • resolvers -> resolveId フックを使ってください。
  • transforms -> transform フックを使ってください。
  • indexHtmlTransforms -> transformIndexHtml フックを使ってください。
  • 仮想ファイルの配信 -> resolveId + load フックを使ってください。
  • aliasdefine、その他の設定オプションの追加 -> config フックを使用してください。

ロジックのほとんどはミドルウェアではなくプラグインのフックを介して行われるべきなので、ミドルウェアの必要性は大幅に減少しています。内部のサーバアプリは、Koa から古き良き connect のインスタンスに変わりました。